士業はもう資格だけじゃ食えない!?

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「資格さえ取れば、あとは安泰!」

そんな時代が士業にはありました。
多くの時間とお金を費やし、難関試験を突破して取得した資格ですから、それ相応の価値があったのです。

受け身でも新規顧客を獲得でき、一定の業務量は保証されていた時代。
資格さえあれば食べていけた時代。

でも、そんなおいしい時代は終わりを告げました。「士業は食えない」という言葉、士業を目指している方、士業の先生なら、どこかで聞いたことがあるのではないでしょうか?

一体なぜ士業は「食えなく」なってしまったのでしょう?
その理由と、これから「食える」士業になるためにはどうしたら良いか、考えていきたいと思います。

理由1 資格を持っている人が増えた

士業はもう資格だけじゃ食えない!? 理由1 資格を持っている人が増えた理由の1つ目として、単純に「資格を持っている人の数が増えた」ことが挙げられます。これは、どの士業にも共通して言えます。

規制の緩和や試験の難度降下により資格が取得しやすくなったことに伴い、資格保持者が増えてしまったのです。
また、弁護士や会計士は、国の政策で試験の合格者数を増やしたことも、資格保持者が増えた原因です。資格を持った人の数が増えた結果、試験に合格しても、就職できない問題が生まれてしまっています。

当然ですが、資格保持者が増えれば、同士業間での競争が激化します。この同士業間の競争に勝てなければ、「食える」士業にはなれません。

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理由2 ライバルが同資格内だけではなくなった

士業はもう資格だけじゃ食えない!? 理由2 ライバルが同資格内だけではなくなったこれまで商売敵(ライバル)と言えるのは、同資格内の人たちだけでした。ライバルとして意識する必要があるのは、弁護士なら弁護士の資格を持った人、税理士なら税理士の資格を持った人たちだけで十分だったのです。

ところが各士業の業務範囲が拡張し、弁護士が税理士の範疇だった業務を行えるようになるなど、各士業の業務範囲が重なるケースが出てきました。そうなると、ある業務範囲では、弁護士だけでなく税理士もライバルとなってしまう状況に。

ライバルが同資格内だけではなくなり、結果的に競争相手が増え、競争が激化しています。「食える」士業になるには、同資格内だけでなく、他士業も視野に入れて戦略を練らなくてはいけません。

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理由3.業務量自体が減ってしまった

士業はもう資格だけじゃ食えない!? 理由3.業務量自体が減ってしまった昔に比べ、士業の業務量が減ってしまっています。それが、士業が食えなくなってきた理由です。

なぜ業務量が減ったのかと言えば、インターネットの普及が原因の1つとして考えられます。
情報収集がかんたんになり、一般の人でもネットで調べればわかる案件が増えました。また、インターネットでは色んな書類の書式を拾ってくることもできます。

一般の人が自分で調べてなんとかなるようになり、業務内容によっては、わざわざ士業に頼まないケースが多く発生しているのです。

また、景気の動向なども業務量の減少に影響しています。いくつかの要因があり、相対的に新規案件が減っているため、少ないパイを大勢で取り合うような状況となってしまっているのです。

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「食える」士業になる!

士業はもう資格だけじゃ食えない!? 「食える」士業になる!これまで「資格」だけでは「食えない」理由を見てきましたが、全員が「食えない」わけではありません。昔と変わらず、稼いでいる士業の先生も当然いらっしゃいます。

ではどうしたら「食える」ようになるのでしょうか?
その方法は主に2つです。

1つは、同資格内、隣接資格内での競争に勝つこと。
競争に勝って、受任件数を伸ばすことができれば、「食える」士業の仲間入りができます。

資格ができるのは、あくまで「その業務を行う資格と専門知識がこの人にはありますよ」と証明することだけです。得意分野・不得意分野の違いは多少あるとはいえ、士業の資格を持っていれば、専門知識は誰でも持っています。その部分では差が付きにくく、競争を勝ち抜くのも厳しい状況です。

どこで差をつけるのかと言えば、営業スキルとマーケティングスキル。
専門外だと言わずに、ここをしっかり身につけて欲しいと思います。

いくら専門性が高くても、サービス内容が充実していても、それを伝えることができなければ「ない」のと同じです。先生の専門性やサービスの魅力を発信できるよう、営業スキルとマーケティングスキルを習得して競争を勝ち抜いていきましょう。

2つめは、サービス内容に付加価値をつけること。
提供するものが単純な業務内容だけでは、今の時代、士業の先生を頼らずとも解決されてしまいます。そこで、業務範囲にとどまらない経営のアドバイスなどの高付加価値のサービスを検討してみてください。サービス内容で他士業と差をつけられれば、「食える」士業になれるはずです。

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この記事のまとめ

  • 「資格」は、あくまで「士業」というサービスを始めるために必要なだけ!
  • 食える士業になれるか、食えない士業になるかは、専門性+αのものがあるかどうか
  • 営業スキル、マーケティングスキルを身につけよう
  • ・高付加価値サービスを検討してみよう
この記事を書いた人
タバタサチコ

タバタサチコ

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一言
講師として10年以上の経験があり、セールスライティングを学んで集客を行ってきました。今は、士業・コンサル・先生業のホームページ集客に向き合い、アドバイスをさせていただいています。ピアノが弾ける&置ける家に引っ越すのが夢です。