離脱率
離脱率とは、アナリティクスにおいて使われる用語です。そのページを訪れたユーザーが、どのくらいの割合でそのページから離れたかを示す数値を「離脱率」と表します。
ブラウザを閉じたり、違うサイトへ移ったりした場合に、そのサイトから「離脱」したと判断します。離脱するときにいたページ(=そのサイトで最後にアクセスしたページ)を、「離脱ページ」と呼びます。
直帰率と離脱率の違いとは?
「離脱率」と、よく混同されるのが「直帰率」です。どう違うのかは、きちんと把握しておきましょう。
「直帰率」は、最初にたどりついたページから、他のページに移動することなくサイトを離れてしまう人の割合を指します。
対して「離脱率」は、前述したとおり、最初にたどりついたページから他のページを見て回り、最後にたどり着いたページから離れた人の割合を指します。
つまり、直帰率はそのサイトで1ページしか見ていないのに対し、離脱率はそのサイトを何ページか見て回っている、という違いがあります。
そのため、高いほど悪いと言われる「直帰率」と違い、「離脱率」は高いからと言って問題というわけではありません。なぜなら、そのページを離れる前に、サイトを十分に見てくれた可能性があるからです。
離脱率が高いページとは?
離脱率が高いと困るのは、コンバージョン(成約)させるページ、コンバージョンにつながるページの離脱率が高い場合です。
例えば、申し込みページやお問合せフォームがあるページでの離脱率が100%では成約に全く繋がりません。主要なページでの離脱率が高い場合は、サイトを改善する必要があります。
離脱率を改善すれば、コンバージョン率(成約率)を上げられるので、主要ページでの離脱率が高くなっていないかどうかは常にチェックするようにしましょう。