ダイレクトレスポンスマーケティング
ダイレクトレスポンスマーケティングは、100年以上前にアメリカで生まれた広告手法のことです。略してDRMと表記します。
普通の広告は、何かしらの内容を相手に伝えることを主な目的とします。対してダイレクトレスポンスマーケティングの広告は、広告から「レスポンス」つまり「反応」をもらうことを目的としています。
DRMは1対1のコミュニケーション
DRM広告の考え方は、一斉に大勢を相手にするマス広告と違い、特定の一人とのコミュニケーションを主軸に置いた広告です。広告で、一人一人に接客をするイメージをもっていただければ良いでしょう。
ターゲットが抱える悩みや疑問、欲するものを想定し、それら一つ一つ解決して、ターゲットに狙った行動を起こしてもらいます。
お問い合わせ、資料請求、無料セミナー参加申込など、ターゲットに起こしてもらいたい行動は様々。広告の中で、一気にクロージングまで行うのがDRMの特徴です。
DRMとネット集客の相性は抜群
クロージングまで持っていくことを狙いとしているDRMは、ネット集客との相性が抜群です。
【集客】→【教育】→【販売】という流れで、戦略を立てます。
まずは、関係を作るために、ターゲットに起こしてもらいたい行動のハードルを下げます。目にすることも多いかと思いますが、「無料相談」「無料ガイドブック」「無料メールマガジン」「無料セミナー動画」など、無料オファーと呼ばれる最終ゴールを用意します。
これらに申し込んでもらい、ターゲットの情報を取得するのが、最初の段階です。その後、最終的に売りたい商品を買ってもらうために、ターゲットの教育をしていきます。顧客心理を利用し、段階を踏んで購買意欲を高め、最終的に「販売」へとつなげるのがDRMです。
士業で言えば、
- 専門性の高いコンテンツを置いて、信頼感をもってもらう。
- メールマガジンに登録してもらい、関係を構築する。
- 「無料相談」などの無料オファーをサイトに置き、事務所へきてもらう。
などの段階が想定できます。
いきなり売り込まない
DRMのポイントは、いきなり売り込まないこと。仕事を依頼してもらいたいのはやまやまですが、いきなり「仕事をください」というのはNGです。
受任につなげるまで、ターゲットとの関係を焦らず構築していきましょう。それができれば、受任したとき仕事もしやすく、リピートにもつなげやすくなります。
ぜひDRMを学んで実践してみてください。